元日本政府国費留学生を招いたレセプションの開催

平成29年8月15日
大使館員らと懇談する元留学生の皆さん
他の元留学生の自己紹介を聞く参加者
7月25日、草賀大使は、日本政府による国費留学生制度による日本留学経験者をお招きしてレセプションを開催しました。当日の行事にはキャンベラ在住者を中心に約40名の元国費留学生が出席しました。また本レセプションでは、本年度に渡日予定の留学生の歓送も合わせて行いました。レセプションの席上、参加した元留学生一人一人は自己紹介の中で、日本留学後の活躍や長年に亘る日本との関わりを説明しました。レセプション会場では初対面の元留学生同士で自己紹介しあう場面も数多くみられ、盛況に開催されました。

草賀大使はスピーチの中で、元留学生の多くは留学期間終了後、政府機関、教育研究機関、ビジネスなどの民間セクター、さらに芸術文化の分野など多様な分野で活躍されている上、多くの方々が日本と豪州を始めとした各国の間の架け橋として活躍し、日本との関係強化に尽力されていることに敬意と感謝の気持ちを伝えるとともに、質と深さの両面でかつて無いほど日豪関係が強化されている中、日本の事情に精通し、日本とのネットワークをもっている元国費留学生に期待される役割は、これまで以上に益々重要なものとなっていく旨を述べました。

日本政府は、20世紀の初めから近隣国から国費による留学生受け入れを開始しましたが、1954年以降、世界各国を対象にした本格的な国費留学生制度による外国人留学生の受け入れを開始し、これまでに10万人を超える外国人留学生を政府として受け入れてきました。その中で豪州からは、1958年以降、計約700名の留学生を受け入れてきましたが、学部留学、大学院レベルにかかわらず、また分野も人文科学、自然科学、自然科学を問わず、実にバラエティに富んだ分野で世界各国からの留学生を受け入れてきています。
草賀大使による挨拶
David Loweキャンベラ元国費留学生同窓会
乾杯の音頭をとる草賀大使
元国費留学生の一人であるデ・ブロウワー環境次官と懇談する草賀大使
参加元国費留学生及び大使以下出席館員による記念撮影