インド太平洋の海上安全保障に関するシンポジウムへの草賀大使の出席

3月16日、草賀大使は豪州国立大学安全保障学部にて行われたインド太平洋の海洋安全保障に係るシンポジウムに出席しました。シンポジウムでは東シナ海及び南シナ海における海洋安全の緊張の高まり、国境をまたぐ安全保障問題、インド洋、地域安全保障のパートナーとしての日本の役割などといった課題に焦点を当ててアジア太平洋諸国からの著名な専門家や政策立案者などがスピーカーとして発表しました。

草賀大使は、冒頭のスピーチにおいて、日本の平和への積極的な取り組み、日本政府の平和と安全保障の新しい法案、南シナ海における大規模な土地の埋め立てや軍事活動、法の支配、航行の自由などについて述べました。また、平和と安全の維持は一国のみで行うことが困難なことから各国との連携の重要性が増大していること、開かれた自由で平和な海洋環境を守るため、国際社会が連携・協力していくことの重要性について述べました。G7の2016年の議長国としても、日本は「開かれ安定した海洋」の維持・発展に尽力する旨を述べました。さらに、インドとの戦略的・経済的パートナーシップの重要性にも触れました。

また、草賀大使は日豪の特別な関係について、ターンブル首相の12月の訪日に反映されたように、アジア太平洋地域における日豪パートナーシップの重要性について述べました。日豪二カ国を西太平洋における「ブックエンド」と表現しつつ、二カ国の協力関係が経済を主軸とした伝統的なものから戦略的なものへ発展していること、両国の協力関係を一層深めるために岸田外務大臣とビショップ外務大臣とが「太平洋戦略」に合意したことなどを述べました。また、豪州の将来潜水艦プロジェクトに関し、豪政府の決定を尊重する立場ながらも、そうりゅう型潜水艦の機能に強い自信を持っており、過去数十年に亘り期限内・予算内に納品されてきた旨を述べました。

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