タウンズビル125周年記念行事

令和3年10月20日
タウンズビルの旧日本領事館

 本年、日本が豪州で初めての領事館をクイーンズランド州タウンズビル市に開設してから、125周年を迎えました。10月11日、当館は、この特別な年を祝福すべく、ブリスベン総領事館及びケアンズ日本人会との共催で記念行事を開催しました。
 新型コロナを受けた様々な制約がありながらも、オンライン行事とタウンズビル市での行事を組み合わせ、成功裏に記念行事を終えることができました。

日本とタウンズビル市の友好関係に関する資料(英文)はこちらをご覧下さい。


 

第1部 オンライン開催

1 大使基調講演

 記念行事の開会に際し、山上大使が基調講演を行いました。

 スピーチ原稿はこちら(英文)

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2 パネルディスカッション


 タウンズビル市長、地元の有識者、企業関係者等の間で、日本とタウンズビル市やクイーンズランド州との関係に関するパネルディスカッションを行いました。
 モデレーター:Mr Craig Wharhurst - Townsville Bulletin記者


(1) 日本とタウンズビル市との経済関係

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 パネリスト:
  Cr Jenny Hill - タウンズビル市長
  Mr. Drew Penny - タウンズビル港湾会社最高執行責任者
  Mr. 川副 洋 - Hydrogen Engineering Australia取締役


(2) 日本とクイーンズランド州の交流関係

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 パネリスト:
  Professor Martin Nakata - ジェームズ・クック大学教授
  Ms Julie Yamamoto - Australia Japan Society QLD
  Cr Ann-Maree Greaney - タウンズビル市議会議員

第2部 現場開催

1 開会挨拶(増田・ブリスベン総領事代理)

 冒頭の挨拶で、増田総領事代理から、山上在豪大使は本レセプションを主催する予定でしたが、ACTでの新型コロナウイルス感染の影響で、残念ながらQLD州来訪がかなわなかった点に言及し、日本人の渡豪の歴史を紹介、タウンズビルに領事館を設置することとなった背景、今後の様々な分野での協力体制について述べました。
 

2 Jenny Hill タウンズビル市長挨拶

 ヒル・タウンズビル市長から、日本と豪州の関係の始まりとなった当地への領事館設置は、日豪関係の中でも非常に重要な意味を持っている、今後は、ビジネスの面においても協力を深めていきたいと挨拶がありました。
 

3 姉妹都市からのビデオ・メッセージ

 姉妹都市である山口県周南市(1990年締結)から、ビデオ・メッセージにて、30年続く友好親善訪問団の派遣事業について紹介するとともに、コロナが落ち着けば同事業を再開したいと発言がありました。また、福島県いわき市(1991年締結)からはメッセージがあり司会が代読、両市の交流を更に推進していきたいと述べました。

 周南市のビデオ・メッセージはこちら
 いわき市のメッセージ(当日は代読)はこちら

 周南市の観光PR動画はこちら
 いわき市の観光PR動画はこちら

4 連邦議員挨拶

 トンプソン連邦議員(タウンズビル出身)は、タウンズビル市が日豪関係の始まりと言うことは大変喜ばしいことである、同市はビジネスチャンスもあり、豪と日は戦略的にも極めて重要なパートナーであり、今後日本との関係が深まればうれしいと述べました。
 

5 松田ケアンズ領事事務所長挨拶

 松田ケアンズ領事事務所長は、乾杯の挨拶として、最初の領事館設置から125周年を迎える今年は、タウンズビル港から日本への液体水素輸出に向けた重要なステップがとられた記念すべき年でもある、また、他州でロックダウンが長らく継続する中でこのようなイベントがタウンズビル市で開催出来ることは大変恵まれていると述べました。
 

6 文化行事の開催

 会場では、茶道及び華道のデモンストレーション、ワークショップを開催したほか、和太鼓、琴とフルートの演奏、弦楽器三重奏の演奏を行いました。