鈴木大使によるオーストラリア・ナショナル・プレス・クラブでの講演
11月12日、鈴木大使はオーストラリア・ナショナル・プレス・クラブで「海を渡り、同じ船に乗って:日豪関係50年とその先」と題した講演を行いました。講演では、共通の海洋史と自由で開かれたインド太平洋(FOIP)へのコミットメントに根ざし、深遠かつ進化を続ける日豪関係を強調しました。
鈴木大使はまず、両国の歴史的な絆、特にトレス海峡の木曜島と金曜島の日本人潜水士を通じた絆を振り返り、両国が海によってどのように結ばれているかについて触れました。そして、今日の不安定な地政学的状況において、日豪間の「特別戦略的パートナーシップ」は、志を同じくする国々が自由で開かれたインド太平洋を実現する上で「中核的な柱」として不可欠であると強調しました。
鈴木大使は、日豪友好協力基本条約(NARA条約)の調印から50年を振り返り、ダーウィンでのF-35訓練や自身の家族の歴史といった例を挙げながら、和解の軌跡を詳しく語りました。安全保障協力、経済関係、そして人的交流の力強い発展を強調し、オーストラリアの日本への高い信頼を指摘しました。
今後50年間、日米豪三角関係の強化、防衛産業協力の深化、QUAD(クアッド)を含む多層的な枠組みの推進を含む安全保障協力の深化を提案しました。経済面では、住宅、重要鉱物、再生可能エネルギーといった分野におけるオーストラリアの潜在力を解き放つ鍵は日本のイノベーションにあると強調し、安定した投資環境の構築を訴えました。また、人的交流を深め、イノベーションを促進するため、知的・学術的交流の拡大を呼びかけました。
演説は、聴衆と視聴者に近々開催されるNARA条約50周年記念式典への参加を呼びかけ、日本とオーストラリアの永続的で信頼に基づいた協力が地域の平和と安定にとって不可欠であることを再確認して締めくくられました。
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